柴田(1963)、柴田・軽部(1965)、太田・畠(1971)による一連の研究によって提案された弾塑性構成式(太田・畠モデル)において、土のダイレイタンシー挙動は、間隙比(e)と応力比(q/p')との関係において直線としてモデル化されている。しかし、これまでの研究により、土によっては、その関係が必ずしも直線とならないことがわかっている。本研究では、柴田(1963)、柴田・軽部(1965)、太田・畠(1971)による一連の研究を踏襲しながら、より適用性の高いダイレイタンシーの表現式を提案することで、新しい土の弾塑性構成式を導出している。