水文・水資源学会研究発表会要旨集
第22回(2009年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
セッションID: 27
会議情報

気候変動・地球環境 (8月20日10:40~12:25)
分布型水循環モデルから発展させた水-食料モデルの開発と将来展開
*増本 隆夫堀川 直紀吉田 武郎工藤 亮治谷口 智之
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

湿潤地域の水資源や農業水利用は,乾燥地・半乾燥地と大きく異なる一方で,明確な乾期と雨期が存在し,同地域内の農地水利用には多様性があることが特徴である。これまで,水田主体域を対象に多様な農地水利用を組み込んだ分布型水循環モデルを構築し,各種人間活動(農業や地球温暖化)が流域水循環に与える影響を具体的に評価・予測できることを示してきた。ここでは,それを食料生産/需給に繋げる水-食料モデルに展開した試みを紹介した。さらに,その統合モデルを水循環変動や地球温暖化に伴う食料への影響評価にいかに利活用するかについて考察を行った。

著者関連情報
© 2009 水文・水資源学会
前の記事 次の記事
feedback
Top