主催: 水文・水資源学会
流出モデルを構築する際には、河道網データや流域地形データが必要である。日本では国土交通省が公開している国土数値情報などのデータが整備されており、世界的にも1km空間分解能の標高データGTOPO30をはじめとして、全球を対象とする地形データが整備され公開されている。最近では、90m空間分解能のDEMや河道網、流域界など、水文学的な応用を目的としたHydroSHEDSが公開されている。 本研究グループではこれまで国土数値情報を用いた水文モデル構築システムGeoHyMoSを開発してきた。このGeoHyMoSを世界の任意流域に適用するために、HydroSHEDSに収められている地形データを加工して、GeoHyMoSが利用できる流域地形データセットを生成することを目的とする。