水文・水資源学会研究発表会要旨集
第22回(2009年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
セッションID: P15
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流出 (8月19日15:40~17:10)
粒子フィルタを用いた河道の任意地点における実時間洪水予測
*工藤 亮治近森 秀高永井 明博
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抄録

集中型流出モデルと河道流モデルを組み合わせた流出モデルを用いて,河道の任意地点を対象とした実時間流量予測を行った.実時間予測の際には,流域内の流量観測点をモデルの最適同定や状態修正に用いる参照地点と,これらに用いない検証地点に分け,検証地点を流量観測値のない河道の任意地点として扱った.状態修正法としては,拡張カルマンフィルタのほかに粒子フィルタを用いた.粒子フィルタは非線形のモデルにも直接適用できるため,kinematic waveモデルなどの河道流モデルが組み込まれていても容易に適用できるといった利点がある.このモデルを江の川流域に適用した結果,検証観測点でも良好な精度が得られており,河道の任意地点でもある程度の予測精度が得られることがわかった.

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© 2009 水文・水資源学会
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