主催: 水文・水資源学会
島根大学生物資源科学部
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人口減少の河川流域において週1回の頻度の水質調査を15年行った。流域では人間活動に由来する汚濁負荷が減少していたが,水質には明確な低下傾向は見られず,窒素やリンでは,降水に明確な変化がないにもかかわらず,上昇傾向が見られた。こうした現象を説明する仮説として,森林や農地から流出する汚濁負荷の増加が考えられ,具体的には針葉樹人工林の間伐遅れ現象や農地土壌のリンの蓄積が考えられた。また,対策の一つとして,鉄バクテリアと木質バイオマスを用いた自然水域からのリンの回収に関する新しい方法が提案された。
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