メタンの水蒸気改質を低温にて電場アシスト存在の環境で行った。電場の存在によって、わずか150度という低温でもメタンの水蒸気改質が進行し、その際の生成物選択率は触媒による水性ガスシフト平衡組成に近い値をとった。このことから、メタンの活性化に対して電場がポジティブに活性化をアシストし、その後の逐次的な反応に対しては触媒上での反応制御が支配していると考えられることがわかった。また、ディスク状の触媒を用いた反応の結果から、電子リッチな担持金属が活性点を構成しており、電子プアな担持金属はその活性を失っていることがわかった。