液晶エマルジョンにおける気体バブル周りの液晶分子のダイレクタ配向を実験的に研究した。マイクロメートルのサイズの気泡を連続的に注入する新技術を用いてホストのネマチック液晶にマイクロバブルを注入した。このような系に圧力をかけると気泡の大きさ(直径)が連続的に変えられる。気泡の大きさを小さくしていくと、ハイパーボリックなヘッジホッグからサターンリングのコンフィグレーションへ転位が起こることを見出した。さらに電場をかけてバブル周辺のダイレクタの配向の制御を試みた。その結果、気泡の大きさが制御できるばかりでなく、その形状も制御できることを見出した。特に細長い形状の気泡に形成できた。
