経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2008年秋季全国研究発表大会
セッションID: C3-2
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Web上のユーザーコメントを用いた価格プレミアム-顧客価値構造モデルの構築
-国内自動車メーカーのセダンを事例に-
*富田 大介三川 健太後藤 正幸増井 忠幸
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抄録

価格プレミアムを多く付加することが可能なプレミアムブランドの構築は,メーカーの利益拡大に大変有効である.しかし,そのためには消費者に提供すべきベネフィットを正しく把握し,戦略的なブランド構築に結びつける必要がある.これに関して著者は,製品に関するブランドイメージを価格に転嫁したものを価格プレミアムと定義し,国内自動車市場を事例として,webサイトのユーザーコメントに着目し,価格プレミアムに影響を与える要因の構造化手法を提案した.本研究では従来の研究を更に拡張し,価格プレミアムに対する各ベネフィットの重要性を明らかにすることで,詳細な顧客の価値体系を把握することを目的とする.評価webサイト上に大量に存在する自由記述コメントの分析に対してテキストマイニングの手法を適用し,単語出現頻度・係り受け分析などを用いることで,価格プレミアムとユーザーが感じるベネフィットの関係モデルの構築方法を提案する.

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© 2008 経営情報学会
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