精密工学会学術講演会講演論文集
2013年度精密工学会秋季大会
セッションID: K06
会議情報

白色層が鋳鋼の曲げ疲労損傷に及ぼす影響
AE法による評価
*宅間 正則原田 尚紀齋藤 賢一脇田 昌志松井 淳基高橋 可昌
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

輸送機器の安全面を担う制動部品は相手材との接触摩擦による熱影響を繰返し受ける.鋳鋼において,このようなヒートスポットとその近傍には脆化層の形成や脆化層厚さの不均一化でき裂が発生し易く,破損事故の原因となる.この層は“白色層”と呼ばれ,その組織形態にはマルテンサイト説やナノフェライト説が報告されている.そこで本研究では,白色層(マルテンサイト)が曲げ疲労に及ぼす影響をAE法で評価した結果を報告する.

著者関連情報
© 2013 公益社団法人 精密工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top