岐阜大学応用生物科学部
2015 年 41 巻 1 号 p. 133-138
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山腹斜面に分布拡大したモウソウチク林において,ヤギの放牧が竹林皆伐当年の植生変化に及ぼす影響について調査した。放牧期間中のモウソウチクの積算被度は,放牧区でヤギの採食により低水準に保たれたのに対し,禁牧区で大きく増加した。モウソウチクの積算被度と,モウソウチク以外の出現種の多様度指数との間には高い負の相関が認められた。竹林皆伐後のヤギの放牧によりモウソウチクの再生を抑制し,多様性に富んだ草原植生を創出できる可能性が示唆された。
緑化工技術
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