画像電子学会誌
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論文
時分割ホログラフィ再生のためのホログラムの要素分解法の検討
高野 邦彦菊本 誠也元島 一樹矢口 智也佐藤 甲癸大木 眞琴田中 賢一浅井 紀久夫
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2014 年 43 巻 1 号 p. 54-61

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抄録

時分割再生法では再生像の品質は要素ホログラムに記録する入力図形の設定条件の影響を大きく受けると考えられる.しかし,昨年に提案した方法(従来法)では,要素ホログラムを構成する物体点の間隔が均一ではなく,結果的に再生像に輝度むらが多く発生する原因になっていた.したがって,輝度むらを低減させるためには,入力図形の点配置条件と再生像特性の関係について検討することが重要となる.そこで,本稿では要素ホログラムを構成する物体点の配置条件について検討した.まず,物体点の間隔が再生像に及ぼす影響について評価した結果を示す.さらに,得られた結果に基づいて,多点数の入力図形を分割し時分割再生を行った結果を示し,実際に多点数物体の再生画質が向上することを示す.

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© 2014 一般社団法人 画像電子学会
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