抄録
臨床的な活用の観点からは,ICF脳卒中コアセットを使って,どのような問題点が脳卒中患者にあるかという,いわゆる判別的な形での応用が考えられる.問題点がわかれば,それに対する標準的な対応の設定も可能である.一方,個々の項目につけられている評価点はアウトカム尺度として利用できる可能性をもっている.ただし,臨床でアウトカム尺度を標準的に用いていくためには,その尺度の信頼性および妥当性が証明されている必要があり,また詳しいマニュアルの作成を前提とした使用法の標準化がなされていることが望ましい.将来,臨床的に活用していくのであれば,これらの条件が整備される必要があると考えられる.