ウラ・ダストリカー女史がSLA機関誌「Information Outlook」(98年2月号)に発表した論文の紹介。情報技術の進歩によって, 今や企業の情報センターは経営戦略的マーケティングを採り入れなければ生き残っていけないと主張する。経営者が株主利益の追求を第一義におくように, 情報センターもまた, 情報センターの株主ー利用者と経営者ーの意向を反映させた商品づくりが肝要である。とりわけ組織の経営戦略に連動した運営と, 情報関連部門との協力関係の樹立, そして利用者に対するアピールがマーケティングを成功させ, 情報センターを組織のナレッジセンターへと発展させる鍵である。